【2023 おすすめ ノンフィクション小説】『母という呪縛 娘という牢獄』親のあり方とは

こんにちは。カワウソです。

今日は私のおすすめのノンフィクション小説、
2018年に実際に起こった『滋賀医科大学生母親殺害事件』を題材にした本である、【母という呪縛 娘という牢獄】について語ります。


・本書の紹介

まずは当事件の概要から。


当事件は2018年に発生した専属殺人事件。
滋賀医科大学看護学科4年生で31歳の女性が58歳の母親を包丁で殺害したのち、遺体を解体して遺棄した。というものである。

3月に遺体発見、6月に滋賀県内の病院で看護師として勤務する女性を死体遺棄と死体損壊の容疑で逮捕し、9月に殺人容疑で再逮捕。

裁判では殺人を最初は否定していたが控訴審で殺人を認め、懲役10年として判決が確定。

要因は親の子供に対する受験絡みの虐待。
助産師学校が不合格となり母親に罵倒されたことが最終的な殺害の動機となっている。


ざっとこんな事件。
詳しくはWikipediaを参照ください。

本書の内容は前述した事件の概要や、虐待の過去などが犯行に及んだ女性視点で書かれたものになっています。

著者は斉藤 彩さん。
刑務所で服役している本人と手紙で直接連絡をとりあって執筆したそうです。すごい。

2022年12月16日出版されており現在もamazonで販売されています。(¥1980)

ぜひお買い求めください!(セールスマン風)

・書評

本書ですが主に母と娘の過去の生活にスポットが当たるものとなっています。
当事者からの手紙をもとに執筆しているのでとてもリアル。

そして娘視点での過去回想になりますので、母にヘイトが向きがちになるとおもわれますが


実はそうでもない!!


途中で少しずつ挟まれるLINEの会話履歴のおかげで母親の気持ちもわかるようになっています。

しかしこれのおかげでむしろ辛い。
なんていったって娘がなぜ母を殺したのかも、母がなぜ娘を虐待し続けたのかもわかってしまうから。

読んでいると親子の関係であろうと対等であることが大事だと分からされます。
それに体罰はいけないなと…(小声)

本書の構成ですが、

事件概要→犯行の要因となる過去→否認から一転殺人を認める→現在

となっております。

ちなみに私はこの中の、否認から一転殺人を認めることになった話がとても印象に残っています。
人の心を溶かすのは一体何なのか。というが分かる話になっています。

他にも、

・最初に殺人を否認していた本当の理由
・医者から看護師志望になるまで
・父と別居していた理由

などが作中で濃密に語られます。


そしてやはりノンフィクション小説を読んで思うのが、

「思ってたのと違う!!」

です。

第三者視点だけでは事件の受け取り方が違います。
私はぜひこの本を通して、当事者視点での今回の事件を見てほしいと思います。

・親とはどうあるべきか

親って難しい!!

だって娘には幸せになってほしいですもん。きっと。

この母親の気持ちがすごい分かる。
私は学生時代勉強をしてこなかったから余計に分かる。

私も子供が生まれたらめちゃめちゃ勉強させてしまう。だってそれが後々幸せにつながるから。
思ったことありますもん。なんでもっと勉強させてくれなかったんだって。

多分この母親も私と同じことを思ったことがあるんだろうな。

私はこれは愛だと思うけど、世間や子供からしたらこれは毒なんだろうか。

じゃあ子供には自由にさせよう!これは違うと思う。
YouTubeやインスタグラムなど、今の娯楽渦巻く社会の中で自由にさせていたら絶対後悔することになる。

親には子供の気持ちはわからない。逆も然り。
やっぱり互いの気持ちを尊重しあうのが必要なんだろうな。尊重しあえば今回の事件は起こらなかったんじゃないかな。と思う。

でもそれをするには互いの気持ちを言い合える関係になるのが前提条件で…

親から子供は簡単だけど逆はとても難しいと思う。親は子供にとっては頼れる人であると同時に逆らえない人でもあるから。

例えば与えるだけじゃなくて与えられる、助けるだけじゃなくて助けられる。みたいに子供にある種「弱み」をみせるのも大事なのかな。そうすれば子供にも対等だという感情が芽生えるかも。
でも思春期にやったら舐められるかもしれない(笑)

とまあ、色々言いましたが結局はコミュニケーションが大事!一方的な押し付けはよくない!!
と主張したい!!(笑)

以上がまだ親元にいた記憶の新しい20歳の考えでした。

・最後に

家庭環境が悪かった自分としては感情移入させられる一冊となっていました。
皆さんも本書を読み、事件の真相を知ると同時に今子供がいる人は今の、今子供の人は将来のために、

【親としての子への接し方】

を考えてみてはいかがでしょうか。

今日は私のおすすめのノンフィクション小説である、
『母という呪縛 娘という牢獄』
を紹介いたしました。

次回の更新をぜひお待ちください!

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